こんにちは、まいたけ(@Drmaitake)です。
圧倒的な入金力と徹底した節制生活のもとに30歳で7000万円の資産を築いて経済的自由を達成した三菱サラリーマンさんは有名で、その節約14選を実施されている方も多いと思いますが、少し気をつけたほうが良い項目があります。それは⑬のこちら。
⑬可能な限り現金ではなくクレジットカード払い
節約方法おすすめ14選【経済的自由達成の原動力】
ポイントや還元だけを考えれば全くもってその通りですが、最終的な支出額を考えたときに、クレジットカードを始めとするキャッシュレス決済は本当に節約になるのでしょうか。
コンビニで無駄遣いしないためには?
今日はコンビニでの無駄遣いを防ぐことをテーマに検討します。
節約を考えるときには、機会損失につながらないか、必要な支出を控えることでなにか大きなものを失ってしまわないかよく考える要があります。例えば、勉強や自己投資の時間を削って、往復数百円の交通費を削るために毎日1時間かけて徒歩通勤する、などの例は明らかに誤った節約でしょう(健康目的などの目的があれば別です)。
その点、コンビニおやつはempty caloryですし、コンビニスナックは高塩分ですから、食べないなら食べないだけ健康にも良いのです。 コンビニでシュークリームを一つ買わないことで失われるものは何一つありません。
三菱サラリーマンさんの教え
コンビニ無駄遣いに関しては、三菱サラリーマンさんも別記事で対策を紹介しています。
例えば500円を使いそうになったら、配当で年間500円得るにはいくら原資が必要なのか都度計算するクセをつけてみましょう。
コンビニで節約するたった1つの考え方
配当で税引き後の500円を得るためには5%でも12,500円、2%なら31,250円が必要です。
さて、これを毎回思い出して、踏みとどまることができますか?
少なくとも自分には厳しそうな気がします。「まぁ今回だけ…」となる未来が見えます。
そんな時、もっと手軽な方法があります。
それは、現金を使うこと。
支出の痛みを感じるべき
子供がなるべく節約して賢く買い物できるようになる6つのワザ
1.現金を使う
このことはいくら言っても言い足りない。参加者にNBAのチケットを競りで買わせるという、MITの有名な研究がある。現金を使った人たちは、クレジットカードを使った人たちよりも安く買っていた。半額という人もいた。
どうしてそうなるのだろう?ひとつの理由は、現金を手放す方がプラスチックのカードを差し出すより「痛み」が大きいということだ。買い物の判断をするときの人々の脳をMRIで撮影すると、高い値段を見たときに痛みの中枢が活性化する。クレジットカードを使うと、その反応が鈍くなる。つまり、実際に紙幣を手放すと、何かを諦めている感覚が生まれる。カードを読み取らせるときには、その感覚があまりない。
「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」 [ ベス・コブリナー ]
199ページより
現金使用時もカード・キャッシュレス決済使用時も絶対に使用額が変わらないという(三菱サラリーマンさんのような)鋼の意志を持っているなら、 カード決済は節約になります。
例えば毎日500円のお弁当を昼食時に買うとして、たとえ5%還元としても、4日に1回プリンを追加してしまったら、8日に1回フライドチキンを使いしてしまったら、還元分は一気に吐き出されます。ましてや1%のポイントなんて、増える支出に対しては誤差の範囲と考えます。
ですから、鋼の意志を持たない大多数の人にとっては、現金払いをすることで最終的な支出額を抑えることができるのではないでしょうか。
そして、このことこそがコンビニ業界が決して安くない手数料を支払ってカード支払いに対応し、キャッシュレス決済に対応する理由だと思います。顧客の利便性向上という謳い文句は、顧客を向いているのではなく、その売上に向いています。
実験
今月まで、コンビニではオートチャージのSuica(全く痛みがないです。最悪ですね)を便利に使っていましたが、この本を読んで現金決済に変更することにしました。
Suicaは公共交通機関利用時に限定し、コンビニでは現金決済することにします。
月初めに3万円を引出してそこから使い、月末に残金を入金して新たに3万円を下ろすという方針でいこうと思います。
今までの使用額を知りたいところですが、カードタイプのSuicaを使っているので履歴がなく、交通費と混ざってしまって判然としないのです。
ざっと総額から大体の交通費を引くと昼食+おやつに毎月3万円前後使っていたようなので、月末に残額があれば成功ということにします。
まとめ
鋼の意志がなければ、コンビニでは現金決済しよう!
みなさまも試してみてどうだったか、ぜひ教えて下さいね。
子供に投資の話をどう伝えるか、自分が借金してでも大学入学資金を払ってあげるべきか奨学金を借りさせるべきかなど、おカネに関わるいろいろなトピックが取り上げられていましたので、是非読んでみてください。