こんにちは、まいたけです。
長期投資家は、チャートを対数スケールでもみるべきです。コロナショックとも呼ばれる今回の暴落を複数の方法で可視化したので御覧ください。
なお、S&P500のデータはyahoo financeのhistorical dataからダウンロードしました。各日の終値を使ってます。
普通のS&P500チャート(1970年~2020年2月28日)

赤帯は終値が最大となった2/19の3,386と、2/28の2,954の間です。グラフのy軸は一応0点に合わせてます。
続いて、よく見るような直近の期間を指定したチャートをみてみます。

こう見るとかなり下げてますね。
自然対数変換したS&P500チャート(1970年~2020年3月1日)

赤帯は上のグラフと変わっていません。
どうですか?まったく印象違いませんか??
この対数変換したチャートの特徴は、多少の乖離はあっても全体としてきれいに直線にのるということ。複利なので対数化と極めて相性が良いです。
このグラフの傾きが年間5%とか6%といわれるいわゆる平均リターンに相当します。
リスクが○%などと資産に対する割合で考えるのであれば、対数化せずに通常のチャートのみ見ていれば判断を見誤るとすら思います。
まとめ
この3枚のグラフをみていかがでしたか。それぞれ全く違う印象を持った方が多いのではないでしょうか。
このグラフがこの先上がっていくのか、横ばいなのか、下がっていくのか正直なところよく分かりません。しかし、同じ数字でも表現の仕方を変えるとこれほど前に印象が変わるということは自覚しておいて損はないと思います。